2016年04月10日

江戸川区多頭飼育崩壊:(3月に起こったこと):飼い主編

多頭飼育崩壊した飼い主とは、現在も、何となく交流が続いています

立入りをして、あっと言う間に1ヶ月が経過しました。あの無謀とも言える全頭保護の決断から、怒濤の毎日で、ボラミちゃんも私も、必死でした今は、猫ちゃん達の性格とか顔の判別がついてきて、体力的にはのままだけど、気分的には少しだけ楽になってきた感じがしています。

3日間の立入りの後、トラック4台分のゴミを出したとは言え、未だゴミ屋敷には変わりない部屋の中、万が一、どこかに隠れて猫が残っているとも限らないので、飼い主には『猫が出て来ないか、見ていて欲しい。』と、念を押して、お願いしていました。

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3月1日(火)
朝、飼い主からCメールが届きました!
Cメールには、今までの御礼が丁寧に書いてありました。
そして、風呂の窯の手の届かないところに猫が1匹残っていたと書いてありました。猫が残っていたという精神的ダメージよりも、飼い主がCメールでメールをできるような人だったんだ!?という事の方に驚いてしまった、ボラミちゃんと私。さらに『捕獲器を貸していただけたら、自分で捕まえます。』という、自主的で前向きな返事に、飼い主の心の変化をすごく感じました。この日、ボラミちゃんが、捕獲器とパウチなどの餌を持って、飼い主の元へ行きました。

3月2日(水)
まだ猫は捕獲器に入らず。でも電話の先の飼い主の声は、日に日に明るくなっていて、残ったゴミの片付けなどしている様子でした。

3月3日(木)
今朝は、飼い主と電話が繫がらず・・・夕方、飼い主が、救急車で運ばれたと連絡がありました。ボラミちゃんが、アパートに行くと、最後の1匹が捕獲器の中に入っていました。

3月4日(金)
早朝、みよちゃんが亡くなりました。

3月5日(土)
捕獲器に入っていた子の手術が終わったとの連絡を受け、病院へ迎えにいくと、男の子だと思っていた子は、女の子で妊娠していたと言われました。最後に捕まった子なので、これからのみんなの希望を託すという意味を込めて、ボラミちゃんが『希ちゃん(のぞみ)』という名前をつけました。捕獲した時も、病院でも、凶暴だと言われていた(23番)希ちゃんでしたが、何時間でも膝の上に抱っこできる程の一番甘えん坊な猫ちゃんになりましたとても思慮深くて、メチャクチャ可愛い子です

3月11日(金)
飼い主と電話で話をすると、あと10日くらいは入院になりそうだとの事。持病の喘息の他に、肺気腫も患っていたんだそうです。不衛生な部屋のせいもあるような気がしました。

立入りの時、食器も家具も糞尿にまみれ埋もれていたので、捨てに捨てまくったんですが、友達のボラさんから『お婆ちゃんが施設に入る事になったんで、家具とか食器とか色々あるんだけど、使う?』と連絡があり、ケースワーカーさんと相談の上、新しく引越した先で、使ってもらうことになりました。

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3月13日(日)
夕方、管理会社からボラミちゃんに1本の電話が入りました。
移動中だったので、折り返し電話を掛けると・・・

まだ猫がいるようだ。おまえら取り逃がしてるだろ!的な話

歩いて1分もかからない場所に住んでいる大家(直接、ボラミちゃんに電話するなり、会いにくればいいことなのに)、わざわざ管理会社から電話をさせたようです。どの面さげて、そんな上から目線で、私たちに意見するというのだ

ボラミちゃんは言いました。
3月1日の話し合いの場で、大家は掌を返した。
従って、私達ができることは限られているし、猫がいるからと言われて、すぐに捕まえに行ける程、私たちは暇ではない!と。

管理会社は『へ?そんな事を大家が言ったんですか?』と、気まずそうにしながら、すっとぼけました

更には『(飼い主)いま入院しているから、鍵勝手に開けて中に入ろうかな〜♪』とまで言い出す始末。

ボラミちゃん(散々、協力を願っていた時に、弁護士だの、権利がないだの言って、中の様子を確認することすらさせてもらえなかったというのに、それをお前が言うのかと)怒りが頂点に達し『もしそれをしたら、不法侵入になりますよ。』と、ぶち切れました。

『どういう状況で、どうゆう姿を見て、まだいるって言ってるんですかね?』と聞くと『わかんない』と怪しげな返事。猫がいたというわりには、その状況の説明が一切ありませんでした。そもそも、大家が見たという猫の話がいつの事なのか、真実なのかも疑わしいもの。

どうやらまたキナ臭い状況になりました

最後の希ちゃんを捕まえてから、もう随分経っています。飼い主も入院しているので、再び猫を入れたりすることはできません。結局のところ、強制退去させるだのなんだの言って、未だ退去させる事ができていない状況に、再び、私たちを利用て片付けさせようと目論んで電話してきたか、私たちを通じて飼い主をコントロールしようとしてるんではないかという感じがしました。

管理会社の話を鵜呑みにしたわけではありませんが、この日から、再び1週間、捕獲器を仕掛けて様子をみましたが、猫はいませんでした。

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3月23日(水)
近所の協力者Kさんが、飼い主に道でバッタリ会いました。
昨日、退院したとの事。
『色々と御迷惑おかけして、そのままですみません。』と言っていたそうです。体の調子は、いまいちだけど、最後に会った時よりは、ましになっていた感じがしたそうです。近くにいた地域猫(昔遺棄した子達なので、室内から保護した子達に似ています。)を気にしている様子だったので『保護した子達は、みんな元気にしていますよ。(亡くなったみよちゃんの事は伝えてません)』と話したら『うちにいた頃より、幸せに美味しい餌をいただけてるなら・・・』と、安心してる様子だったそうです。

『若い頃には、もう戻れない・・・』とか、ぶつぶつ言って帰っていった飼い主。しっかり再出発できるといいなぁって、私たちみんな願っています

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4月・・・
未だに、飼い主は、あの糞尿ごみ屋敷に住んでいます
生活保護を受けていて、財産もなにもありません。大家や管理会社が、いくら弁護士をたてようとも、飼い主に、もう失う物は何もないのですから、なんと言われようとも、怖い物はないのでしょう。

あんなに急いで無理して保護したのに、なんだかな・・・という気もしなくはないけれど、あの時、立入りを決断していなかったら、きっと、生きているみよちゃんの姿を最後に目にする事も出来なかったと思うので、あの時、立入る意味は十分にあったんだと思っています。

ちなみに、あれから大家からも管理会社からも、御礼も、謝罪も、挨拶の一言すら何もありません。

猫ちゃんを全頭保護できた今、私たちは、保護した猫ちゃん達の未来の為に、あとは頑張っていくのみです
この記事へのコメント
はじめまして。ペットのおうちから来ました。
私はそのサイトで保護した方から猫ちゃんの里親となり、初めての猫ちゃんを飼い出して1年になります。

崩壊猫について詳しく知りませんでしたが、ブログを拝見して心が痛い思いです。

ペットショップ反対派で、飼い始めて命について考えるきっかけがあり、心を痛めています。

保護活動、大変なことをしていただき、救い出してくださりありがとうございます。

このような事が起きず幸せな猫ちゃんが増えることを願っています。

活動本当にお疲れさまです。

Posted by えんどう at 2016年06月09日 10:18
えんどう様
はじめまして。メッセージありがとうございます。
また里親さんになっていただき有り難うございます。
これだけ沢山の猫たちが殺処分になり、野良猫になり、多頭飼育崩壊している現状の中で、ペットショップの生態販売には疑問がありますが、根本的なところを突き詰めていくと、人間の安易で無責任な飼育にあると思います。ネットが普及して、様々な情報が手に入るようになった今、多くの人に、この現実が伝わって、命を大切にしてくれる方が増えていってくれたらいいなと願っています。
Posted by ねこねこ亭 at 2016年06月10日 15:07
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